チャンネル

補聴器の正しい選び方を知らなくても、専門店や耳鼻科医に行けば、自分に合った補聴器を探すことができます。
しかし、専門店や耳鼻科医に任せきりでは、最も自分に合った補聴器を見つけることはできません。納得して補聴器を購入するためには、正しい選び方を理解する必要があるのです。
正しい選び方を知る上で、理解しておきたいのはチャンネルについてです。
私達は普段何気なく音を聞いています。ですから、聞こえ方について意識する人はあまりいないです。聞こえ方を意識することで、チャンネルを理解することができます。
耳に入ってくる音は、1つではありません。様々な音の高さ、大きさの音が複雑に交じり合って耳の中に入ってきます。
補聴器の役割は、その入ってくる音を、高さで分割して調整しています。その分割の数が、チャンネルなのです。4チャンネルの場合は、4つに分割していて、12チャンネルの場合は、12分割をしているということです。

フィルターで分割して処理を行いますが、処理する方法は、大きく分けて2つあります。1つの方法は、音量と音質の調整です。
補聴器を使う人の聴力に応じて、音の大きさを揃えていきます。ですから、小さい音や大きな音でも、使う人にとっては聴きやすい音量になるのです。
高い大きな音が補聴器に入った場合は、音の増幅を少なくすることで、補聴器を付ける人の限界値を超えないように音を調整するのです。
このような機能を正しく行なうためには、正しい選び方をしないといけないのです。

2つ目の処理は、雑音です。雑音が多いチャンネルの音を抑えることで、全体の増幅度に影響を与えずに深いに感じる音を除去することができます。正しい選び方をすることで、正確に雑音を取り除けます。
補聴器から音が発することがありますが、これも雑音の種類の1つです。
ハウリングという問題を改善するためにマルチチャンネルの技術が活用しています。方法としては、ハウリングの音の部分を小さくする、逆相違の音をプラスして打ち消す、などがあります。
基本的にチャンネル数が多ければ多いほど、細かい調整をすることが可能になります。
補聴器の正しい選び方は、種類や価格だけではなく、チャンネル数も知っておくことが重要なのです。